コラムColumn

女性器形成(婦人科形成)

東京都新宿区の美容外科・美容皮膚科
膣が狭くてお困りの方へ|専門医が治療法を紹介

性行為のときに「挿入すると痛い」「下腹部が苦しい」といったお悩みはありませんか?

もしかしたら、膣の狭さが原因かもしれません。

そこで本記事では、膣が狭くなる原因や対策、膣が狭いことで妊娠や出産へ起こりうる影響について詳しく解説します。

あわせて、膣の狭さに悩みを抱えている女性に向けてルクスクリニックがご提案する治療方法もご紹介するので、「大切なパートナーとの幸せなひとときを過ごしたい」とお考えの方はぜひ参考にしてください。

膣が狭くなる原因

膣が狭くなってしまう原因は女性によって異なりますが、主に以下のようなことが考えられます。

エストロゲンの減少

エストロゲンは、主に膣の潤いや柔軟性を維持する役割を担う女性ホルモンの一つです。

このエストロゲンが減少すると膣壁が薄くなって狭くなるだけでなく、乾燥によって挿入時に痛みを生じることがあります。

加齢による組織の変化

年齢とともに、エストロゲンの減少だけでなく、膣組織にも変化が起こります。

エストロゲン減少の影響によって膣壁の柔らかさが失われたり、血流の悪化によって膣の組織が萎縮したりすることで膣が狭くなります。

心理的要因や筋肉の緊張

性行為に対する緊張や不安によって、骨盤底筋と呼ばれる筋肉が萎縮し、膣が狭いと感じる場合があります。

また、過去の性行為に何らかのトラウマを抱いていることが原因で、膣の筋肉が萎縮してしまう女性も少なくありません。

先天的に狭い可能性も

稀なケースとして、生まれつき膣が狭い女性もいらっしゃいます。

先天的な原因がある場合、性行為に痛みを感じるだけでなく、生理のときに月経血がうまく排出されないケースもあります。

関連記事:セックスの時の痛みを少しでも和らげるにはどうすれば良いか

膣の狭さに対して自分たちで取り組める対策

膣の狭さは、次のようなご自身でできるセルフケアで改善できる場合があります。

骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)

骨盤底筋トレーニングは膣の引き締めや尿漏れ対策として行うことが多いですが、狭くなっている膣にも有効なトレーニングです。

骨盤の底にある筋肉を鍛えることで血行が良くなり、萎縮した膣の組織を緩める効果が期待できます。

骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)
  1. 仰向けに寝た状態で膝を立て、足を肩幅に開く
  2. 膣周辺を意識してギュッと力を入れて引き締める
  3. 5秒間キープし、力を緩める
  4. 1〜3の動作を10回を目安に行う

膣マッサージ

膣マッサージをすることで膣の組織を直接的にほぐしたり、血の巡りが良くなったりする効果が期待できます。

  1. 刺激の弱いオイルをデリケートゾーン全体に塗る
  2. 外側から「大陰唇→小陰唇→膣の入口→会陰」の順番でほぐすようにマッサージをする

膣内をほぐす際はリラックスした状態で、膣内部を傷つけないよう注意ながら少しずつ指を入れるようにしましょう。

また、お風呂上がりの清潔な状態で、爪を切っておくことも大切です。

潤滑剤を使用する

性行為のときに、潤滑剤を使うことも一つの方法です。

近年では、ドラッグストアやコンビニエンスストアでも気軽に購入することができますが、「対面での購入が恥ずかしい」といった方は通信販売がおすすめです。

膣が狭いことによる妊娠・出産への影響

膣が狭いことは、性行為や月経血の排出不良だけでなく、妊娠や出産へも影響を及ぼします。

妊娠への影響

膣の狭さが妊娠へ与える影響として、次のような点が挙げられます。

  • そもそも性交が困難:
    膣が極端に狭い場合、性行為自体がつらくなり、妊娠のチャンスが減ることがあります。
    また、子宮まで到達する精子の数が減り、妊娠率が下がることも考えられます。
  • 膣の形態異常がある場合:
    先天的な膣の発達異常(膣の閉鎖や狭窄など)がある場合には、生理の排出障害や性交不能、不妊の原因となる場合があります。

出産への影響

無事妊娠できたとしても、出産時に影響がでるケースも少なくありません。

  • 自然分娩(経膣分娩)が難しくなるケース:
    膣が生まれつき狭かったり、軟産道(膣や外陰部など)が硬い・伸展しづらい場合は、お産の進行が遅れたり、赤ちゃんが通るのに抵抗が強くなったりすると帝王切開になる可能性があります。
  • 膣裂傷や会陰裂傷のリスク:
    膣や会陰部が十分に伸びないと、出産時に赤ちゃんの頭が通る際に組織が裂けやすくなります(会陰裂傷)。
    特に膣の狭い方やむくみが強い方は、裂傷リスクが上がるとされています。
  • 本来は妊娠・出産に備えて膣が柔らかくなり広がる:
    通常、妊娠が進むにつれてホルモンの影響で膣や子宮頸部は柔らかくなり、弾力性も増していきます。
    ほとんどの場合は、出産時には十分に拡がる仕組みになっていますが、柔軟性には個人差があります。
    そのため、難産になったり、分娩の途中で帝王切開に切り替わるケースもあります。

関連記事:膣がゆるくなる原因と改善方法を医師が解説!

膣が狭い場合に有効となる治療法

ルクスクリニックでは、膣の狭さに悩まれる女性に向けて、次のような治療法をご提案しております。

処女膜切開術

処女膜は、「膣のなかに膜がある」と思われている方が多いですが、実際には月経血や織物を排出するための小さな穴があります。

処女膜切開術は、処女膜を切開することで膣の入口を広げ、挿入をスムーズにするために

用いられるケースが多い治療法です。

膣壁形成術(拡大)

膣壁形成術は、膣の締まりをコントロールするために用いられる治療法です。

膣壁をひし形に切開したあと、手前側と奥側を縦方向に縫合することで膣の横幅を広げ、膣の狭さを調整します。

膣壁形成術 膣の締まり 治療法

スターフォーマーPRO

スターフォーマーPROは、磁力の力を借りて筋収縮運動を行う医療機器です。

主に骨盤底筋など、身体の内側の筋肉の強化を目的としていますが、膣周辺の筋肉をほぐして緊張を緩める効果もあります。

まとめ

膣が狭いと、性行為で痛みをかんじるだけでなく、月経血の排出不良や妊娠がしづらくなる、出産時にも影響が出るなど、さまざまな支障をきたします。

ルクスクリニックでは女性特有のお悩みを専門としているため、完全予約制によるプライバシーに配慮したカウンセリングをご提供しております。

膣の狭さに辛さを感じ、「将来に向けて改善をしたい」とお悩みの方は、ぜひ気軽にルクスクリニックまでご相談ください。

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