陰核包茎術
Treatment Overview治療概要
陰核(クリトリス)とは、小陰唇の上部にある突起した部分のことで、性的な快感を感じる器官です。陰核は、男性のペニスと同じく包皮で覆われています。この陰核を守るように保護する包皮を陰核包皮といいます。
小児期では陰核包皮で覆われているのが普通で、成長に伴い一部が露出することが一般的です。陰核が常に露出している人もいれば、性的興奮時にのみ露出する人もいます。陰核包皮を手で剥くことのできる状態を仮性陰核包茎、剥けない状態を真性陰核包茎と診断します。通常、陰核の約3分の1から3分の2程度露出できれば問題ありません。

陰核包茎術は、余分な包皮を切除する手術です。この手術により、陰核の1/3から2/3が露出します。包皮を除去することにより、清潔な状態を保ちやすくなり、性交渉時の感度も向上します。ただし、包皮を過剰に切除すると擦れによる痛みが生じたり、性交時の感度が低下したりする可能性があるため、切除範囲については医師と十分に相談してから治療を行います。
陰核包茎術を単独で行う場合もありますが、小陰唇肥大と併発している場合が多く、その際は両方の手術を同時に行うことが一般的です。

縫合方法
先端をV字に切除し縫合することで、端が分厚くならず、傷跡も目立ちにくくなります。また、外縫い・中縫い(インスィーム法)の両方を採用しており、お好きな方法を選択いただけます。
中縫い(インスィーム法)
皮下・粘膜下を吸収糸(溶ける糸)で縫合し、仕上げに外科用ボンドを使用します。表面には糸が出ないため、術後の見た目が自然に仕上がることが多いです。ボンドの使用により、術後の回復が早まることが期待され、排尿時の痛みを軽減することが見込まれます。
外縫い
皮下・粘膜下を吸収糸(溶ける糸)で縫合し、外側を糸で縫合した後、1週間後に抜糸を行います。中縫い(インスィーム法)に比べて傷の治りに時間がかかり、一時的に傷跡が目立つことがありますが、最終的には中縫いと同じような仕上がりになることが多いです。

※上図は小陰唇縮小術の例ですが、陰核包茎術でも基本的な縫合方法は同様です。
こんな方におすすめ
- 不感症に悩んでいる
- 刺激されると皮膚が擦れて痛みがある。
- 匂いが気になる
- クリトリスと包皮の間に汚れがたまる
- 介護を受けるために形を整えたい
よく比較される治療/関連する治療
当院の特徴
すべて女性スタッフによる対応で、安心のカウンセリングと施術を
デリケートなお悩みも安心してご相談いただけるよう、カウンセリングから診察、施術まで女性スタッフが一貫して担当しています。
一人ひとりの希望に合わせたオーダーメイドのデザイン提案
ご希望やお悩みを丁寧に伺い、医師が診察のうえで、医学的観点から適切な切除範囲と自然なデザインをご提案します。
経験豊富な医師による、自然さと繊細さを重視した施術
仕上がりの自然さや将来的なバランスも考慮し、経験を重ねた医師が丁寧に施術を行います。機能性にも配慮したデザインを心がけています。
プライバシーに配慮した完全予約制の診療体制
完全予約制・個室対応のため、周囲を気にせずリラックスしてご来院いただけます。プライバシーに配慮した空間でご案内いたします。
Riskリスク・副作用
痛み・腫れ・出血・感染・痒みなど
Flow治療の流れ
STEP01 診察・カウンセリング
手術を担当する医師が診察を行います。
希望をお伺いし、適した治療をご提案します。ご不明点やご質問などがあれば、お気軽にご相談ください。
STEP02 撮影
術後の変化を確認するために、施術前の写真を撮影します。
STEP03 デザイン
医師によるマーキング(デザイン)を行います。
ご納得していただけましたら手術の準備を開始します。
STEP04 麻酔
局所麻酔をおこないます。※局所麻酔は手術のご料金に含まれています。
痛みに弱い方や不安が強い方には、麻酔クリーム、笑気麻酔、静脈麻酔をご用意しております。※別途費用がかかります。
STEP05 施術
手術中は麻酔が効いているため、痛みを強く感じることはありません。
アフターケア
中縫いの場合、術後の通院は必要ありません。
外縫いの場合、1週間後に受診していただきます。
抜糸後の通院は必要ありません。
Treatment period and frequency治療の期間・回数
1〜2回
外縫いの場合、1週間後に受診していただきます。
傷の状態を確認してから抜糸を行います。
中縫いの場合、手術日当日で終了となります。
術後の通院は必要ありません。
※術後気になること、ご不安なことがあれば医師の診察が可能です。
お気軽にお問合せください。
FAQよくあるご質問
A.デスクワークの場合は翌日から仕事をされる方が多いです。
立ち仕事の場合でも翌日から仕事をされる方もいらっしゃいますが、安静にすることでその後の回復が早まるため、2~3日間のお休みを取る方もいらっしゃいます。
A.術後の出血か生理による出血かが分かりにくくなるため、生理期間を避けてご予約をいただいております。急遽生理になってしまった場合は、タンポンをしていただければ治療は可能です。
A.中縫い(インスィーム法)の場合、通常は手術後1週間後、外縫いの場合は1か月後が目安とされていますが、術後経過によって異なる場合があります。
A.治療中は局所麻酔を使用し、痛みを軽減した状態で治療を行います。局所麻酔のみでの治療が心配な方は、麻酔クリーム、笑気麻酔、静脈麻酔のオプションもご利用いただけます。また、術後の痛みが心配な方は「エクスパレル」を使用も可能です。一般的な局所麻酔は術後3~4時間で切れますが、エクスパレルは術後約72時間(3日間)痛みを軽減する持続効果があります。
Fee費用について
総額 | 168,500円〜324,500円 |
片側の場合は下記×0.6の価格です。
小陰唇縮小術は状態により副皮切除の同時施術が必要となる場合がございます。
小陰唇縮小術
外縫い(抜糸あり) | 275,000円 |
インスィーム法(抜糸なし) | 398,000円 |
副皮切除術
外縫い | 220,000円 |
インスィーム法 | 298,000円 |
陰核包茎術
外縫い | 152,000円 |
インスィーム法 | 220,000円 |
麻酔クリーム | 11,000円 |
笑気麻酔 | 330,000円 |
静脈麻酔 | 66,000~198,000円 |
外科診察料 | 5,500円 |
当院の施術はすべて保険適応外の自由診療です。
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※未成年者の場合、親権者様の同伴が必要となります。また、同意書・ご本人様、親権者様の身分証の確認が必要となります。
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