目頭切開

東洋人に特徴的な「蒙古襞(もうこひだ)」を目頭切開することで、ハッキリした目元に
日本人の大半には目頭の部分を覆う皮膚、すなわち蒙古襞が有ります。 蒙古襞があると目が離れて見えてしまい、全体的に窮屈な感じを与えるだけでなく、目の横幅が小さくつり上がった印象になります。
目頭切開は、この蒙古襞を切開して目の横幅を鼻の方へ広げ、目を大きくする手術です。蒙古襞の張りの強い方では、縦方向にも少し大きくなる効果が得られます。また、並行型の二重をご希望の場合、二重手術だけでなく目頭切開も必要になる場合が多いです。 両目が離れて間延びした印象の方にも適しています。
治療概要
専門的には内嘴(ないし)形成術または内眼角形成術といい、東洋人のまぶたに特有の「蒙古襞」を切開・移動する手術です。当院ではほぼ全例にZ形成法を用いておりますが、リドレープ法(いわゆる韓流目頭切開)やその他の方法にも対応しております。
傷跡への配慮
傷跡の仕上がりに細心の注意を払うだけでなく、美しさの持続期間にもこだわっています。 繊細な手術を可能にする微細な器具を駆使しており、内出血や組織の損傷を最少にするためオプション料金なしで全例にRFメスを使用いたします。
RFメス
- RFナイフならではの微細な切開・凝固
- 過剰な熱変成が抑えられ、組織損傷の少ない微細な切開・凝固を可能にします。
- RFナイフは焦げにくい
- 一般的に細胞の蛋白質は、60~100℃程度で組織凝固が発生し、90~110℃以上で蒸散(切開)が起こると言われています。
- サージトロンは、4.0MHzの高い周波数により、より少ない出力で狭い範囲に熱を集中させることができます。
- 短時間の温度上昇を生み出すことで、炭化組織を少なく抑えることができます。
- RFナイフだから安心
- 1989年のサージトロン発売以来、対極板による熱傷事故の報告はありません。

このような方にオススメ
- 目頭の皮膚が眼球に覆いかぶさっている
- 平行型、または幅広めの二重にしたい
- ハッキリとした印象的な目にしたい
- 左右の目が離れている
リスク・副作用について
術後しばらくは傷あとが赤く、硬くなります。通常は3ヶ月ほどで落ち着き、目立たなくなります。
目頭は傷が赤みが強く、ふくらんだ状態になりやすい傾向があります。ほとんどは一時的で、時間の経過とともに自然におさまっていきますが、まれに長期にわたって(6ヶ月以上)長引くことがあります。
手術直後は、目頭の切れ込みが強すぎるように見える場合がありますが、時間の経過とともになじみ、2〜3ヶ月で自然な形になっていきます。
感染は通常は起こりませんが、糖尿病などで細菌に対する抵抗力が弱っている場合には化膿することがあります。
血腫(術後に出血が起こり、皮膚の下に溜まってしまうこと)がまれにあります。
麻酔を行う際、注射針によって内出血が起きることがあります。
予想以上に効果の実感が得られない、または修正効果が弱いが場合があります。
治療の流れ
Z形成について
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STEP 01
W形成について
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STEP 01
リドレープ法(韓流)
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STEP 01
治療後
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STEP 01
治療後の過ごし方について
洗顔・シャワーは、翌日から可能です。 ※患部は、お湯で流す程度で刺激しないようにしてください。
入浴は、腫れが概ね引いてから可能です。
メイクは、抜糸翌日から可能です。
コンタクトレンズの使用は、抜糸翌日から可能です。
抜糸まで、サウナや激しい運動などお控えください。
よくある質問
- 左右の目の間隔が狭いのですが、目頭切開はできますか?
- 目と目の間(内眼角間距離)が狭い場合には、目頭切開をあまりおすすめできません。目尻切開で目の幅を広げると良いと思います。
- 目頭に傷あとが残ることはありませんか?
- 丁寧に縫合をしても、皮膚表面を切開するため傷あとが残ります。ファンデーションやコンシーラーでカバーすると、かなり目立ちづらくなりますが不安な方は、お気軽にご相談ください。