コンデンスリッチ脂肪注入
コンデンスリッチ脂肪注入による若返り治療
コンデンスリッチ脂肪注入は、自身から採取した脂肪を精製・濃縮し、顔の気になる部位に注入することで若々しさを取り戻す治療法です。
太ももや腹部など、ご希望の部分から脂肪を採取し、専用の機械でコンデンスリッチ脂肪を作成します。 作成したコンデンスリッチ脂肪をお顔の気になる部位に注入することで若々しい印象にすることができます。
- 年齢に伴う老化
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- 骨や筋肉や脂肪が萎縮
- 顔の皮膚を支える靭帯が緩み、また皮膚自体が弛むことで垂れ下がる
- 筋肉や脂肪が垂れ下がる
萎縮した骨、筋肉、脂肪の部位にコンデンスリッチ脂肪を注入し萎縮した分のボリュームを補うと若々くすることができます。 また靭帯を強化する様に注入することで、皮膚の垂れ下がりを予防することも可能です。
治療概要
脂肪吸引で採取した脂肪をそのまま注入しても、脂肪細胞のサイズが違ったり、不純物が残っていて純粋に脂肪だけではない場合、定着率が下がり高い効果を見込むことはできません。
コンデンスリッチ脂肪注入は、自身の太ももや腹部などから採取した脂肪から、不純物、老化で肥大化した脂肪細胞などを徹底的に除去し、定着に有利な脂肪細胞だけを定宿したものです。
脂肪を精製・濃縮しコンデンスリッチファットにすることにより、1ccあたりの細胞密度は高まり、より多くの細胞を注入、定着することが可能となります。
特殊な濃縮技術によって不純物を取り除き、健全な脂肪のみを無菌状態で注入するコンデンスリッチファット(CRF)は、石灰化やしこり、脂肪壊死が起こるリスクも少なくなっています。
生着率には個人差があるため、人によっては2回目が必要になる場合があります。
コンデンスリッチファットの抽出の仕組みと技術
脂肪注入のプロセスの比較
脂肪注入 | 脂肪幹細胞注入 | コンデンスリッチファット注入 |
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治療比較(バスト・胸の場合)
※こちらの表は横にスクロールします
ヒアルロン酸注入 | シリコンバッグ | 脂肪注入 | 脂肪幹細胞注 | コンデンスリッチファット注入 | |
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治療内容 | ワキの付け根、アンダーバストなどから、 注射器でヒアルロン酸を注入する。 | 通常、ワキの下から、胸筋をはがしてスペースを作り、人工のバッグを挿入。 | 吸引した自分の脂肪を、専用の器具を使いバストに注入する。 | 吸引した自分の脂肪組織から幹細胞を抽出し、注入用脂肪とともにバストに注入する。 | 吸引した自分の脂肪をコンデンス(濃縮)技術により、多幹細胞脂肪(CRF)とし、バストに注入する。 |
適応 | 痩せ型から肥満体型すべて | 痩せ型から肥満体型すべて(ただし、やせ型だと不自然になりやすい) | 標準体型から肥満体型まで | 肥満体型のみ(十分採取脂肪があること) | 痩せ型から肥満体型まで |
触感 | グミのような触感(脂肪より固い) | バッグの種類を問わず、多少の違和感があり。 | 自然(しこりが生じることあり) | 自然 | 自然 |
形 | 自由 | バッグの形に依存 | 自由 | 自由 | 自由 |
サイズ | 0.5カップ程度 | 2カップ以上も可能 | 0.5~1カップ程度 | 1~2カップ程度 | 1~2カップ程度 |
持続効果 | 1~2年で吸収される | 長い(※10年前後で入れ替えが必要) | 短い | 長い | 長い |
治療時間 | 30分 | 約1時間 | 約2時間 | 最低でも6時間 | 約2時間半※ |
注入する脂肪の質 | - | - | コンデンスされていない幹細胞脂肪(死活・老化細胞を含む) | コンデンスされていない幹細胞脂肪(死活・老化細胞を含む) | コンデンスされた健全な脂肪細胞(CRF) |
FDA公認 | なし | バッグの種類による | - | なし | あり |
術後の痛み | ほとんどない | 非常に重い | 比較的軽度 | 比較的軽度~中等度(吸引量が多い場合) | 比較的軽度 |
主な合併症 | しこり | カプセル拘縮 | 石灰化脂肪壊死 | 少ない | 少ない |
メリット | 注射をするだけの即効性 | 短時間で、やせ型でもすぐバストアップできる | 脂肪吸引による痩身効果もある | 脂肪吸引による痩身効果もある | 脂肪吸引による痩身効果もある |
※オプション:コンデンスリッチファットの一部からコンデンスステムセル(濃縮幹細胞)のみを抽出し、コンデンスリッチファットにプラスしたものを注入することも可能です。(治療時間は約4時間30分になります)
傷跡への配慮
傷跡の仕上がりに細心の注意を払うだけでなく、美しさの持続期間にもこだわっています。 繊細な手術を可能にする微細な器具を駆使しており、内出血や組織の損傷を最少にするためオプション料金なしで全例にRFメスを使用いたします。
RFメス
- RFナイフならではの微細な切開・凝固
- 過剰な熱変成が抑えられ、組織損傷の少ない微細な切開・凝固を可能にします。
- RFナイフは焦げにくい
- 一般的に細胞の蛋白質は、60~100℃程度で組織凝固が発生し、90~110℃以上で蒸散(切開)が起こると言われています。
- サージトロンは、4.0MHzの高い周波数により、より少ない出力で狭い範囲に熱を集中させることができます。
- 短時間の温度上昇を生み出すことで、炭化組織を少なく抑えることができます。
- RFナイフだから安心
- 1989年のサージトロン発売以来、対極板による熱傷事故の報告はありません。
このような方にオススメ
- 見た目を若々しくしたい
- 半永久の持続を得たい
- バランスを整えたい
- 凹凸を無くしたい
- ヒアルロン酸注入より持続させたい
リスク・副作用について
従来の脂肪注入より安全な方法となりますが、純度100%のCRFであっても1ヶ所にまとめて注入したり、片胸400cc以上など過度な脂肪量で注入する場合は感染症のリスクがUP。脂肪に十分な酸素が行き渡らないことで脂肪が壊死し、壊死した組織に菌が増殖することがあるのです。この注入法により多くの方はしこりになりますが、免疫力のない方は感染症になってしまいます。そういう点でも、少量ずつまんべんなく注入することは非常に重要な意味を持ちます。
治療の流れ
治療の流れ
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手術当日、車を運転してご来院することは控えてください。
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STEP01
専用シリンジで脂肪を摂取
コンデンスリッチファット用の専用シリンジを用いて脂肪吸引を行い、外気に触れないまま脂肪を採取します。
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STEP02
チュメセント液(麻酔液)を廃棄
STEP1のシリンジを10分間立てておくと、脂肪とチュメセント液(麻酔液)とに分離するので、チュメセント液(麻酔液)のみ廃棄します。
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STEP03
摂取した脂肪を遠心分離
チュメセント液(麻酔液)を廃棄したシリンジを専用機器LIPOMAX-SCにセットし4000回転8分間 、遠心分離します。
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STEP04
脂肪が三層に分かれる
遠心分離すると、上から排泄オイル(=トリグリ(死活・老化細胞))、脂肪、血液や細胞膜などの不純物、の三層に分かれます。
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STEP05
脂肪以外を廃棄
三層に分かれたうちの、上の排泄オイル(=トリグリ(死 活/老化細胞))と下の不純物とを廃棄し、脂肪のみをシリンジ内に残します。
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STEP06
コンデンスリッチファットを注入
シリンジ内に残った 脂肪こそコンデ ンスリッチファット。これを、ボリュームを出したい胸や顔に注入します。
治療前
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STEP01
ドクターカウンセリング
ドクターによる診断、カウンセリングを行います。
ご不明なことや不安などがございましたら、ご納得いくまでご相談ください。
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STEP02
手術日の決定
カウンセリング後、手術をお決めになりましたら、ご都合の良い日時をご予約いただきます。
ご遠方や来院回数をなるべく減らしたい方へは、予めご予約時にご相談頂けましたらカウンセリング当日の手術も可能です。お気軽にご相談ください。
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STEP03
デザイン
カウンセリングでご相談した通りに手術用ペンで印をつけます。そのマーキング印も再度ご確認いただけます。
治療当日
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STEP01
ご来院の際の注意
手術の際に麻酔を行います。手術当日、車を運転してご来院することは控えてください。
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STEP02
麻酔
当院は痛みを極力感じないようにするために、静脈麻酔をご用意しております。静脈麻酔に抵抗がある方には、吸入麻酔もございます。
静脈麻酔中に局所麻酔を行います。
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STEP03
注入治療
自身から採取した脂肪を精製・濃縮しコンデンスリッチファットにして、胸や顔の気になる部位に注入します。
以下の方は、治療できない場合があります。
- 妊娠の可能性または妊娠している方
※医師の診察時の判断により治療できない場合があります。
治療後
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STEP01
術後診察
必要に応じマイクロカニューレを使用し、内出血のリスクを極力減らしています。
治療後は、以下のことに気をつけながらお過ごしください。
- シャワーは当日から可能です。入浴は1週間目から可能です。
- 顔への注入をした場合は、洗顔等は翌日から可能です。
- 激しい運動や飲酒は、腫れや内出血が長引く可能性がありますので、1~2週間はお控えください。
定着率によっては2回行う必要がある場合があります。
症例写真
コンデンスリッチ脂肪注入【額】
施術前
術後8日後
施術内容 | 金額 |
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コンデンスリッチ脂肪注入【額】 | 200,000円 |
コンデンスリッチ脂肪注入【こめかみ】 | 120,000円 |
コンデンスリッチ採取・作成 | 100,000円 |
静脈麻酔 | 50,000円 |
計 | 470,000円 |
※上記価格はすべて税抜です |
- 施術について
- 電車に乗った時に額に影ができて、年齢とともにゴツゴツしてきたのがお悩みでした。具体的には眉毛の上の凹みとこめかみの凹みを改善させ少し丸みを出して欲しいとの事でした。 治療は額とこめかみのコンデンスリッチ脂肪注入を行いました。 太ももから脂肪を採取し、専用の機械で脂肪を加工した上で細かく丁寧に額とこめかみに注入しました。 心配していた内出血や腫れはほぼ出なかったとのことで、大変喜んでいただけました。
- 考えられるリスク・副作用
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- 施術部位の腫れ、内出血 など
目の下の脂肪取り+コンデンスリッチ脂肪注入【目の下】
施術前
術後1ヶ月後
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施術内容 金額 -
目の下のふくらみ取り 180,000円 コンデンスリッチ脂肪注入【目の下〜ゴルゴライン】 170,000円 コンデンスリッチ採取・作成 100,000円 静脈麻酔 50,000円 計 500,000円 ※上記価格はすべて税抜です - 施術について
- こちらの患者様は目の下の膨らみが徐々に出てきて、メイクでは隠れず、目立ってきたのがお悩みでした。 目の下の脂肪は、眼窩脂肪の膨らみが原因で年齢とともに誰でも目立ってきます。ずっと放置すると大きなアイバッグができて余剰皮膚切除をしないと綺麗にならないため、結膜側から早い段階で脂肪除去行うと傷ができずおすすめです。 こちらの方は目の下の脂肪とりを結膜側から行い、同時に目の下〜ゴルゴラインのコンデンスリッチ脂肪注入を行いました。症状が改善してとても喜んでいただけました。
- 考えられるリスク・副作用
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- 施術部位の腫れ、内出血 など
よくある質問
- 注入に使う脂肪はどこから取るのですか?痩せていても大丈夫ですか?
- 太ももや腹部などから採取します。どの程度必要か、カウンセリング時にご説明いたします。
- 術後も痛みが続きますか?
- 術後72時間痛みを抑える「エクスパレル」という麻酔を使用しているので、痛みの出やすい時に鎮静効果を発揮します。
- 目の下や目尻の小ジワにも効果はありますか?
- 年齢とともに目の下の皮下脂肪がボリュームをなくし目がくぼんだ状態になってしまう状態を改善したり、目尻の小ジワ改善にも効果的です。