人中短縮(リップリフト)
鼻の下の皮膚を短く調整し、顔全体のバランスを整え、引き締まった印象に。
人中(じんちゅう)とは鼻から上唇まで垂直に伸びる唇上部の溝の部分をいいます。人中が長いと、鼻の下が間延びしてのっぺりとした印象の顔に見え、バランスが悪く見えます。
人中短縮(リップリフト)は、鼻と上唇の境目にあたる鼻翼と頬の接している縁のラインを切開し、鼻の下の皮膚を数mmほど切除して、鼻と唇の間の距離を縫い縮め、鼻の下を短くします。
治療概要
人中短縮術は、厚ぼったい鼻の下(鼻下から上口唇までの距離が長い方)を短くする手術です。 人中短縮術・上口唇短縮とも呼ばれている方法で、鼻の下の余分な皮膚を切除し、鼻下から上口唇までの距離を短くします。適応により上口唇上または赤唇縁を切開することがあります。
傷跡への配慮
傷跡の仕上がりに細心の注意を払うだけでなく、美しさの持続期間にもこだわっています。 繊細な手術を可能にする微細な器具を駆使しており、内出血や組織の損傷を最少にするためオプション料金なしで全例にRFメスを使用いたします。
RFメス
- RFナイフならではの微細な切開・凝固
- 過剰な熱変成が抑えられ、組織損傷の少ない微細な切開・凝固を可能にします。
- RFナイフは焦げにくい
- 一般的に細胞の蛋白質は、60~100℃程度で組織凝固が発生し、90~110℃以上で蒸散(切開)が起こると言われています。
- サージトロンは、4.0MHzの高い周波数により、より少ない出力で狭い範囲に熱を集中させることができます。
- 短時間の温度上昇を生み出すことで、炭化組織を少なく抑えることができます。
- RFナイフだから安心
- 1989年のサージトロン発売以来、対極板による熱傷事故の報告はありません。
このような方にオススメ
- 鼻の下が長く見えることに悩んでいる方
- 顔のバランスを整えたい方
リスク・副作用について
【比較的起きやすい症状】
施術を受けたことによる副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・むくみ・発熱・咳などを生じることがあります。
血腫
手術部位に血が溜まると、紫色に腫れ上がります。血が溜まったままにすると化膿したりしこりができることがあるので、その際はご連絡ください。経過に応じ治療が必要な場合がございます。
感染(化膿)
熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われるのでご連絡ください。経過に応じ治療が必要な場合がございます。
離開
稀に糸が外れたり、傷口の治りが悪く開いてしますことがあります。開いた場合は再度縫合します。
傷口先端のふくらみ・もりあがり
粘膜切開をした部位:開した粘膜をずらして縫合するため、傷口の先端に余った粘膜がふくらみを作ります。3カ月〜半年程度で傷の硬さが徐々に取れ、膨らみは小さくなっていきます。 また、切開部分が赤く盛り上がることがあります。1度に切除する量が多い程、傷に緊張がかかり、赤くもりあがりやすくなります。また、体質的にもりあがりやすい方もいます。
左右の大きさ、厚さが違う
左右大きさ、厚さが揃うように調整しますが、左右対象にはなりません。元々ある左右差や切除する粘膜や皮膚の量が左右で異なることが原因で、唇の形や大きさ、厚さに左右差が生じることがあります。
【ごく稀に起きることがある】
施術を受けたことによる副作用
蕁麻疹・冷や汗・胸痛・アナフィラキシー・呼吸困難などを生じることがあります。
【万が一、施術中や施術後に緊急対応が必要になった場合】
施術中や施術後に緊急事態(出血が多い、重要臓器の破損、ショックなど)が発生した場合や、安全に施術を続行できないと判断した場合、医師の指示で施術を中断することがあります。また、適切な対応が必要で、当院での管理が難しいと判断した場合は総合病院などに搬送し加療することがあります。その場合、別途ご記入いただく緊急連絡先に連絡します。
治療の流れ
治療前
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STEP01
施術前の過ごし方について
食事は6時間前より、飲水は3時間前よりお控えください。食事をされてしまうと静脈麻酔ができなくなります。
当日は静脈麻酔を使用する為、ご自身での運転でのご来院はおやめください。
ジェルネイル・スカルプなどをつけている場合、2本以上を外してお越しください。
お首元がゆったりめ、もしくは前開きのお洋服、ローヒールのお履物でお越しください。
前日にお酒、下剤は飲まないようお願いします。
貴金属・貴重品は全てお外しください。
前日の夜〜当日の朝に入浴をしてご来院される事をお勧めしております。
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STEP02
カウンセリング
患者様のお悩み、ご希望の形や大きさを詳しくお聞きいたします。よくわからないという方へは、経験豊富な医師からの最適なご提案も行います。
以下の方は、治療できない場合があります。
- 妊娠・授乳中
※医師の診察時の判断により治療できない場合があります。
治療当日
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STEP01
当日の持ち物
術中はコンタクトを外して頂きますのでコンタクトケース、メガネをご持参ください。
深めの帽子、マスク、ストール、マフラー、サングラスなどお顔が隠せるような物をご持参ください。
医師より処方があった方は、処方薬もお持ちください。
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STEP02
デザイン、麻酔
カウンセリングでご相談した通りに手術用ペンで印をつけます。そのマーキング印も再度ご確認いただけます。
当院はお痛みを極力感じないようにするために、静脈麻酔をご用意しております。静脈麻酔に抵抗がある方には、吸入麻酔もございますので、カウンセリング時にご相談ください。
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STEP03
治療
当院ではオプション料金なしでRFメス(高周波メス)を使用し、しっかり止血いたします。出血が少ないと腫れや痛みを抑えられ、早く治ります。
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治療後
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STEP01
施術後の経過について
手術直後から腫れ・内出血が出る事があります。術後1週間までは目立つ腫れが生じますが2〜4週間程で和らいでいきます。
目立った腫れが引いた後も口唇にはむくみが残ります。つっぱりが生じ動かしにくくなるため、表情が作りにくいと感じることがあります。
鼻下から上唇にかけて厚みを感じたり、小鼻が広がって見えることがあります。
個人差はありますが、6ヶ月〜1年程度で落ち着きすっきりと見えてきます。
手術直後は引きつり、ツッパリ感を強く感じる場合がありますが1ヶ月程度で治まります。
大きな口を開けたり、硬い物を食べると痛みが出る事がありますが、2週間〜1ヶ月程で治ります。
内出血や感染症になった場合は腫れが長引くことがあります。
腫れている間は、仕上がりよりも左右差が目立ちます。腫れとは関係なく、元々ある左右差は解消されません。
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STEP02
施術後の過ごし方について
洗顔、シャワーは当日から可能です。(当日は温め過ぎると内出血、腫れが強く出ますため、軽めにすませてください。)
入浴は1週間後から可能となります。
メイクは翌日からしていただけます。患部にはお化粧品が入らない様にしてください。
歯の治療は1ヶ月後から可能となります。
サウナ、お酒、喫煙は1週間後から可能となりますが、飲酒・喫煙はむくみや腫れ、傷の治りの遅れの要因となりますのでなるべく1ヶ月はなるべくお控えください。
お肌のレーザー治療は1〜2ヶ月後から可能です。(施術によって異なります。内出血が出ている場合は引いてから施術可能となります。)
手術直後から通常食で構いませんが、大きな口を開けたり、硬い物を食べたりしないで下さい。辛いものは刺激物などはしばらくお控えください。
食後は毎回口をすすいでください。イソジンガーグルをご使用いただくことをおすすめしております。
2週間程度は傷の部分から出血が見られる場合がございますのでティッシュやガーゼで優しく押さえるようにしてください。寝る際は頭の下にタオルを敷いてお休みください。
横向きで寝ると片側のみ腫れが強く出る事があります。仰向けで寝るように心掛けてください。
数日間はうつ伏せ寝をせず枕を使用し頭を高くして寝てください。
よくある質問
- 傷跡は目立ちますか?
- 傷あとの仕上がりと美しさの持続期間にこだわり、RFメスを使用しています。組織損傷が少なく内出血や傷跡が目立ちません。