上瞼たるみ取り・下瞼たるみ取り・Roof切除・眼窩脂肪切除
上まぶたのたるんだ皮膚を切除し、ぱっちりした目元に
加齢によって皮膚にハリがなくなると、重力に逆らえなくなった上瞼の皮膚が目の上に覆いかぶさるように下がってきます。 若い頃にパッチリ大きな目をしていた人でも、年を重ねるうちに目が小さくなってきたように見えるのはこのためです。
上瞼のたるみ取りを行うことで、若々しい目元を実現するだけでなく、視界を狭めていたたるみが解消されるため、額のシワや肩こりも同時に解消されることも多いです。通常は、全切開法二重術や眼瞼下垂の手術と併用しますが、手術前にしっかりと安定した二重のある方で元の二重の線を生かす場合は、たるみ取りだけを行うこともあります。
治療概要
上瞼たるみ取り
目元を切開し上瞼のたるんだ皮膚を切除することで目元をすっきり見せる治療です。
下瞼たるみ取り
目元を切開し下瞼のたるんだ皮膚を切除することで目元をすっきり見せる治療です。
ROOF切除
ROOF(隔膜前脂肪もしくは眼輪筋下脂肪)と呼ばれる瞼から眉毛まで繋がっている脂肪を一部除去し、瞼の厚みを解消する治療です。
眼窩脂肪切除
眼窩脂肪という、眼球を支える奥の脂肪を除去することで瞼の厚みを解消する治療です。眉下切開と併用することで、よりスッキリさせることも可能です。
傷跡への配慮
傷跡の仕上がりに細心の注意を払うだけでなく、美しさの持続期間にもこだわっています。 繊細な手術を可能にする微細な器具を駆使しており、内出血や組織の損傷を最少にするためオプション料金なしで全例にRFメスを使用いたします。
RFメス
- RFナイフならではの微細な切開・凝固
- 過剰な熱変成が抑えられ、組織損傷の少ない微細な切開・凝固を可能にします。
- RFナイフは焦げにくい
- 一般的に細胞の蛋白質は、60~100℃程度で組織凝固が発生し、90~110℃以上で蒸散(切開)が起こると言われています。
- サージトロンは、4.0MHzの高い周波数により、より少ない出力で狭い範囲に熱を集中させることができます。
- 短時間の温度上昇を生み出すことで、炭化組織を少なく抑えることができます。
- RFナイフだから安心
- 1989年のサージトロン発売以来、対極板による熱傷事故の報告はありません。
このような方にオススメ
- まぶたが厚ぼったく感じる
- 視界が狭くなってきた
- 若い頃より目が小さくなってきた感じがする
- まぶたを持ち上げないとアイメイクがしにくい
- まぶたの皮膚のたるみが多い
リスク・副作用について
【比較的起きやすい症状】
施術を受けたことによる副作用
むくみ・内出血・目元の熱感・だるさなどを生じることがあります。
顔の雰囲気の変化
手術前に比べ二重が広くなる(もともと二重の方)・瞼がスッキリする・眉毛と目の距離が近くなることでお顔の雰囲気が変わることがあります。
二重の幅について
二重を広げることを目的として、二重に被さっている たるんだ皮膚を取り除いても、眉毛の下がり具合や額のタルミにより、二重の幅が手術前と変わらない、もしくは狭く見えることがあります。
施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ
施術部周辺の知覚の麻痺や、しびれが生じることがあります。個人差はありますが、ほとんどの場合3~12か月程度で回復します。
傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着
数ミリの傷痕が何ヶ所かにできます。体質により、傷痕がケロイドのように赤くもり上がる、色素沈着が起こる、傷痕が凹むことがあります。傷の赤みは数か月かけて、目立たなくなっていきます。完全に落ち着くまでの目安は半年~1年です。
タルミが残る
眉毛下で切除できる皮膚には限界があるため、タルミは完全に除去できず、多少残ることがあります。
【ごく稀に起きることがある】
施術を受けたことによる副作用
頭痛・蕁麻疹・呼吸困難・ 発熱・咳・冷や汗・胸痛・アナフィラキシーショックなどを生じることがあります。
瞼が完全に閉じない
タルミを取り除くため、上瞼の皮膚に余裕がなくなり、瞼が完全に閉じなくなることがあります。
毛膿炎が起きる
切開した眉毛下の周囲は、眉毛が生え揃うまでの術後1 ヶ月~3 ヶ月程に、毛膿炎が起きることがあります。
傷が開く
稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。
感染(化膿)
通常は起こりませんが、細菌に対する抵抗力が弱っている場合には化膿することがあります。
血腫
術後に出血が起こり、皮膚の下に溜まってしまうことがあるのでこのような症状がでた場合は適切な処置をさせていただきます。
【万が一、施術中や施術後に緊急対応が必要になった場合】
施術中や施術後に緊急事態(出血が多い、重要臓器の破損、ショックなど)が発生した場合や、安全に施術を続行できないと判断した場合、医師の指示で施術を中断することがあります。また、適切な対応が必要で、当院での管理が難しいと判断した場合は総合病院などに搬送し加療することがあります。その場合、別途ご記入いただく緊急連絡先に連絡します。
治療の流れ
治療前
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STEP01
施術前の過ごし方について
食事は6時間前より、飲水は3時間前よりお控えください。(食事をされてしまうと静脈麻酔ができなくなります。)
当日は静脈麻酔を使用する為、ご自身での運転でのご来院はおやめください。
ジェルネイル・スカルプなどをつけている場合は、2本以上を外してお越しください。
前開きもしくは首元にゆとりのある洋服、ローヒールのお履物でお越しください。
前日にお酒、下剤は飲まないようお願いします。
貴金属・貴重品は全てお外し下さい。
まつ毛エクステをつけたままのご手術は可能ですが、若干取れてしまう場合がございます。ご了承ください。つけまつ毛やコンタクトは外して頂きます。
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STEP02
カウンセリング
患者様のお悩み、ご希望の形を詳しくお聞きいたします。よくわからないという方へは、経験豊富な医師からの最適なご提案も行います。
以下の方は、治療できない場合があります。
- 妊娠・授乳中
※医師の診察時の判断により治療できない場合があります。
治療当日
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STEP01
当日の持ち物
お目元周りが隠せるような帽子、サングラス、メガネをご持参下さい。
術中はコンタクトを外して頂きますのでコンタクトケース、メガネをご持参下さい。
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STEP02
デザイン
カウンセリングでご相談した通りに手術用ペンで印をつけます。そのマーキング印も再度ご確認いただけます。
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STEP03
麻酔
当院はお痛みを極力感じないようにするために、静脈麻酔をご用意しております。静脈麻酔に抵抗がある方には、吸入麻酔もございます。静脈麻酔中に局所麻酔を行いますので、痛みを感じることはありません。
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STEP04
治療後
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STEP01
術後の経過について
術後は細い糸が付いている状態となり、5日から7日後に抜糸となります。
抜糸後、腫れ(7日程度)、内出血(7日〜14日程度)、傷の赤み(1ヵ月〜6ヶ月程度)がありますが徐々に目立たなくなります。 ※抜糸後からは、傷が徐々に目立たなくなっていきます。
術後はしばらく目のごろつき、充血、めやに、痒みなどが出る場合がございます。
腫れている間は、 腫れの程度が左右で異なるため、仕上がりよりも左右差が目立ちます。 (腫れとは無関係にもともとの左右差による左右差は解消できません。施術中に左右の下げ幅が同じになるように確認しながら調整しますが完全には左右対称にはなりません。)
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STEP02
術後の過ごし方について
首から下であれば、シャワーは当日から可能です。
目もとの洗顔は、24時間後から可能です。手術部位を揉んだり、強くこすったりしないでください。
ご入浴は1週間後から可能です。
アイメイクは抜糸翌日から可能となります。
コンタクトレンズは違和感がなければ当日からご利用いただけますが、抜糸が終わるまでなるべくお控えください。
サウナ、お酒、喫煙は術後1週間から可能です。(飲酒・喫煙はむくみや腫れ、傷の治りの遅れの要因となりますのでなるべく1ヶ月はなるべくお控えください。)
激しい運動は1ヶ月後から可能となります。(痛みなど患部の異常を感じたら中止してください。)
まつ毛エクステ、まつ毛パーマは1ヶ月後から可能となります。
数日間はうつ伏せ寝はお控えください。また横向きで寝ると片側のみ腫れが強く出る事があります。枕の位置を高くし仰向けで寝るように心掛けてください。
よくある質問
- 上瞼のたるみと眼瞼下垂の違いはなんですか?
- 眼瞼下垂に多いのが「眼瞼挙筋(上瞼を収縮させる筋肉)」と上瞼をつないでいる「挙筋腱膜」の異常です。眼瞼下垂についての詳細はこちらをご覧ください。 目の開きが悪くなった原因が、皮膚のたるみや眼窩脂肪などによるものであれば、上瞼のたるみ取り、眉下リフトの手術の適応となります。
- 上瞼のたるみ取りをすると必ず二重になってしまうのですか?
- 通常であれば二重になります。雰囲気を変えたくない。一重のままがいい。という方には、眉下リフト(眉下切開術)という方法もあります。
- 仕事はどのくらい休めば良いですか?
- 個人差はありますが、腫れやむくみは1週間程度続きます。完全に落ち着くまでには1~3ヵ月程度かかります。 包帯を巻いたり視界を遮るような処置はいたしませんが、見た目が気になる場合は数日お休みをいただいたほうが良いかと思います。