扁平乳頭、陥没乳首、裂状乳頭の治療
年齢と共に出るバストの悩みを解消
扁平乳頭術とは、乳頭に出っ張りがなく平坦な状態を修正する手術です。 裂状乳頭とは、乳頭が分裂している状態を修正する手術です。 乳頭が乳輪から突出せず、常時陥没した状態を陥没乳頭と言います。乳頭が乳輪とほぼ同じ平面になる状態は扁平乳頭といいます。陥没乳頭は乳管が短縮して引き込まれている状態で引き出すと皮膚は突出します。扁平乳頭は乳管が短く、皮膚も足りない状態です。
治療概要
扁平乳頭術
扁平乳頭は乳頭の出っ張りが短く、広く円形に広がっていて、全体的に平坦な状態(乳頭の高さが4mm以下)をいいます。また裂状乳頭は乳頭が分裂している状態を言い、乳頭が扁平であったり分裂していると、赤ちゃんが乳頭に吸い付くことができません。
当院では乳管機能を温存して再建いたします。また他院で行った乳輪縮小術後に乳頭が扁平化してしまった場合も手術は可能です。乳頭の周りに風車状の皮弁を作り、乳頭を形成します。この方法は傷が乳頭の基部にできるため、傷痕が目立ちません。
裂状乳頭は形を見て最小の傷になるように工夫いたします。
胸の大きさがとても大きい場合は、傷にかかる負担を考えて乳房縮小術を併用することをおすすめする場合もあります。
傷跡への配慮
傷跡の仕上がりに細心の注意を払うだけでなく、美しさの持続期間にもこだわっています。 繊細な手術を可能にする微細な器具を駆使しており、内出血や組織の損傷を最少にするためオプション料金なしで全例にRFメスを使用いたします。
RFメス
- RFナイフならではの微細な切開・凝固
- 過剰な熱変成が抑えられ、組織損傷の少ない微細な切開・凝固を可能にします。
- RFナイフは焦げにくい
- 一般的に細胞の蛋白質は、60~100℃程度で組織凝固が発生し、90~110℃以上で蒸散(切開)が起こると言われています。
- サージトロンは、4.0MHzの高い周波数により、より少ない出力で狭い範囲に熱を集中させることができます。
- 短時間の温度上昇を生み出すことで、炭化組織を少なく抑えることができます。
- RFナイフだから安心
- 1989年のサージトロン発売以来、対極板による熱傷事故の報告はありません。
このような方にオススメ
- 乳頭が全体的に平たくなっている
- 乳頭が分裂している
- 乳首が陥没している
リスク・副作用について
感染症
治療の流れ
治療当日
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STEP01
治療後
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STEP01
治療後の過ごし方
手術後、麻酔が切れると若干痛みが出る場合がありますので、痛み止めの内服薬を処方しております。麻酔が切れる前に内服して、手術当日はできるだけ安静にお過ごしください。 患部はガーゼで保護しますが、その上から締め付けの少ないブラジャーをお使いいただけます。
患部を保護するガーゼは手術の翌日に外し、以後、石鹸を使いシャワーで洗い流すことができます。微量の出血が数日程度続く場合があるので、シャワー後に交換用のガーゼを患部に当ててお過ごしください。
日常生活や家事、事務仕事は翌日から可能です。シャワー浴は翌日から可能、湯船の入浴は1週間後から可能です。
飲酒や運動は1週間控えてください。乳首への強い刺激は1ヶ月間程度避けるようにしてください。 1週間後に抜糸の通院があります。
よくある質問
- 乳首がなぜ扁平になるのですか?
- 乳首の内部には乳管という母乳が通るパイプが通っています。その乳管の周りが線維化することでバストの成長に対して乳首が成長しなかったために、乳首の高さが不足する場合があります。これが扁平乳頭の状態です。 もっと重症になると、乳首がバストの内部に埋もれる陥没乳頭という状態になります。 乳首が扁平になるもう一つの原因として、乳輪縮小手術の影響があります。 乳輪縮小手術の方法の一つに乳頭基部切開法がありますが、この手術方法の場合、もともと乳首の皮膚が柔らかく伸びやすい人では、乳輪縮小術を行った結果、乳首の付け根が広がってしまい、乳首のくびれが不明瞭になったり、乳首の高さが低くなってしまう可能性があります。
- 扁平乳頭の修正手術の傷跡は目立ちませんか?
- 乳首はもともと傷の治りが良く、傷痕が目立ちにくい部位です。また、美容外科・形成外科の認定専門医が丁寧に施術しておりますので、心配ありません。