東京都新宿区の美容外科・美容皮膚科
脂肪吸引注射は効果ない?脂肪溶解注射との違いとは

「脂肪吸引注射って本当に効果があるの?」と、ネット上では不安の声も多く見られます。
確かに脂肪吸引注射は、全てのケースで劇的な変化をもたらすものではありませんが、適切な部位に正しい目的をもって行うことでしっかりと効果が期待できます。
本記事では脂肪吸引注射がどのような施術なのか、脂肪溶解注射との違いや適応部位などを分かりやすくご紹介します。

Contents
脂肪吸引注射とは?
脂肪吸引注射とは、極細のカニューレ(針)を使い、狙った部位の皮下脂肪を少量のみ吸引・除去する施術です。
「脂肪吸引」と聞くと大掛かりな手術をイメージしますが、脂肪吸引注射はメスを使わず、注射だけで行える点がメリットです。
主に顔周辺へ用いられることが多く、ピンポイントで引き締めたい部位がある方に適しています。
脂肪吸引注射と脂肪溶解注射の違い
脂肪吸引注射が脂肪細胞を直接吸引するのに対し、脂肪溶解注射は専用の薬剤を使用し、脂肪の分解・排出を目指す施術です。
その他の違いについては、以下の表をご覧ください。
項目 | 脂肪吸引注射 | 脂肪溶解注射 |
施術方法 | 細い針で脂肪を直接吸引・除去する | 脂肪を溶かす薬剤を注射し、 脂肪細胞を分解・排出 |
効果の現れ方 | 施術直後から効果を実感しやすい | 効果が現れるまで 数日~数週間かかることが多い |
効果の確実性 | 1回で確実な部分痩せ効果が 得られやすい | 複数回の施術が必要な場合が多い |
対象部位 | 主に顔(頬・顎下) 二の腕などピンポイント | 顔・二の腕・お腹・太ももなど 幅広い部位に対応 |
ダウンタイム | 比較的短い 腫れや内出血が出ることも あるが、脂肪吸引より軽度 | ダウンタイムはほとんどなく 日常生活への影響が少ない |
傷跡 | 1~2mm程度の針穴のみで 目立ちにくい | 針跡のみでほとんど目立たない |
施術時間 | 10~30分程度 | 5~10分程度 |
メリット | ・即効性が高い ・確実な脂肪除去 ・ダウンタイムが短い | ・メス不要で傷跡が残りにくい ・部分痩せが可能 ・リバウンドしにくい |
デメリット | ・取れる脂肪量は限定的 ・腫れや内出血のリスク | ・効果に個人差が大きい ・複数回施術が必要な場合が多い |
ダウンタイムが少なく日常生活に影響を及ぼしにくい脂肪溶解注射ですが、効果には個人差があり、必要に応じて複数回の施術が必要です。
これに対し脂肪吸引注射は、「1回で見た目を変えたい」「施術後すぐに効果を実感したい」といった方におすすめの施術です。

脂肪吸引注射が「効果ない」と言われる理由とは?
脂肪吸引注射には、「やってみたはいいものの思ったような効果がなかった」といった口コミがあるのも事実です。
事前に正しい知識を備え、納得した上で施術に踏み切ることが大切です。
効果が出にくい部位に使用してしまった
そもそも脂肪吸引注射とは、少量の脂肪を吸引する目的で行う施術です。
一般的な脂肪吸引よりもピンポイントでの対応となるため、部位によっては思ったような効果が得られない場合があります。
特に太ももやお腹といった脂肪が厚く付きやすい部位に対しては、脂肪吸引注射で脂肪が取り切れず、変化が見られないケースも珍しくありません。
こうした部位には通常の脂肪吸引や別のアプローチが必要です。
太っている原因が脂肪ではなかった
たるみやむくみ・骨格など、脂肪以外が原因で太って見える場合、脂肪吸引注射では理想とする効果が得られません。
たとえばフェイスラインのもたつきが皮膚のたるみによるものの場合、脂肪吸引注射よりも、HIFUなど引き締めに特化した治療が最適です。
脂肪吸引注射の適応部位
脂肪吸引注射が効果を発揮しやすいのは、脂肪が少量ついており、除去するだけで見た目に変化が出やすい部位といえます。
- フェイスライン(顎下・二重顎)
- 頬の外側のもたつき
- 二の腕
- お腹やウエスト(皮下脂肪が薄い人)
脂肪吸引注射は、あくまでも「軽度の部分痩せ」に特化した治療です。
大量の脂肪を除去したい場合や、体型を大幅に変えたい場合は、通常の脂肪吸引や複合治療が適しています。

まとめ
脂肪吸引注射は時として「効果がない」と言われがちですが、正しい部位に適切な方法で施術を行うことにより、高い満足度が得られる施術です。
ダウンタイムを避け、ピンポイントで変化を実感したい部位がある場合は、脂肪吸引注射を選択肢に加えてみることをおすすめします。
ルクスクリニックでは、部分痩せを希望する方に向け、さまざまな部位へ脂肪吸引注射を行っています。
他の施術も含めて最適なプランをご提案させていただくため、まずはお気軽にご相談ください。