東京都新宿区の美容外科・美容皮膚科
「クリトリスが大きい…」とお悩みの方へ|平均的な大きさや肥大化する原因

「人よりもクリトリスが大きい気がする」「パートナーにどう思われているか不安」といった繊細なお悩みを抱えている女性も少なくありません。
デリケートゾーンに関するお悩みは周りへ相談しにくいため、一人で抱え込んでしまうケースも多いでしょう。
本記事ではクリトリスの平均的な大きさや肥大化の原因、具体的な対処法までを詳しくご紹介します。

Contents
クリトリスの平均的な大きさとは?
クリトリスの「外から見える部分」は、クリトリス亀頭と呼ばれています。
ある研究では幅4.62mm・長さ6.89mmが平均だとする説や、幅5~7mmとする説、10mm程度までは一般的だとする説までさまざまな情報が見られます。
これらの説をまとめると、およそ4mm~10mm程度までは平均の範囲といって良いでしょう。
また、クリトリスは亀頭部分以外にも脚や体部などの構造を持ち、体内に向かって大きく広がっています。
これらを含めたクリトリス全体を見てみると、およそ9~12cmにも及ぶことが分かっています。
つまり、表面に出ている部分が少し大きめに感じたとしても、ほとんどの女性が体内にそれ以上の大きさを持っており、必ずしも異常であるとは限りません。
クリトリスは大きさだけでなく形状にも大きな個人差があり、亀頭が大きい方、ほとんどが隠れている方などさまざまなケースが見られるでしょう。
クリトリスが大きくなる原因
生まれたばかりの赤ちゃんはそれほどクリトリスが目立ちませんが、成長するにつれて次第に大きくなってくる場合があります。
続いてはなぜクリトリスが大きくなってしまうのか、先天的な原因・後天的な原因の2つに分けてご紹介します。
先天的な原因
「先天性副腎過形成症」は、副腎の異常によって男性ホルモン(アンドロゲンなど)の分泌量が多くなる疾患であり、女性の胎児に男性的な特徴が現れる場合があります。
クリトリスの肥大化も症状の一つであるほか、哺乳力の低下や体重増加などさまざまなトラブルを招きます。
また、「フレーザー症候群」などの遺伝性疾患では、クリトリスを含む身体の複数の器官に異常が見られる場合があります。
口蓋裂や鼻翼欠損など生まれてすぐに分かる症状も多いほか、両親からの遺伝によって起こる可能性も高く、その割合は50万人に1人程度といわれています。
後天的な原因
閉経や妊娠などが原因でホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンが相対的に増加し、クリトリスが大きくなる場合があります。
女性は月経周期によってホルモンバランスが大きく変化するのに加え、ストレスによって分泌量に変化が現れることも多く、規則正しい生活と定期的なストレス発散が重要となるでしょう。
また、甲状腺や副腎など内分泌器官が異常をきたし、ホルモンバランスが乱れることもあります。
クリトリス周辺に膿疱や腫瘍ができる場合も、以前と比べて大きくなったと感じる原因になるでしょう。
そして、ホルモンバランスや疾病が原因ではないものの、慢性的な摩擦や圧迫が原因でクリトリスが肥大化する場合があります。
これらは同時に色素沈着を引き起こすことも多く、デリケートゾーンの悩みの中でも上位を占めるトラブルです。
クリトリスが大きく見えるのは周辺組織が原因かも?
クリトリス自体は一般的な大きさであっても、小陰唇や副皮など周辺組織の状態によってはクリトリスが大きく見えてしまう可能性があります。
小陰唇肥大
小陰唇が大きくなると、双方の位置関係によってクリトリスが強調されて見える場合があります。
小陰唇肥大は遺伝的要因のほか、摩擦や刺激・ホルモンの影響によって起こるとされており、左右差がある方も珍しくありません。
クリトリス包茎
クリトリス亀頭が包皮で完全に覆われている状態を「クリトリス包茎」と呼びます。
中でも包皮が特別厚くなっていたり、突出していたりすると、クリトリス全体が肥大しているように見える場合があります。

クリトリスが大きく見えるのを改善する方法
クリトリスが大きく見えるのを改善するためには、美容クリニックにて手術を受けることが必要です。
ルクスクリニックでは小陰唇縮小術・クリトリス包茎術の2種類に対応しており、どちらか片方もしくは両方を併用して受けていただけます。
まずはそれぞれの施術について詳しく学び、どちらが自分に必要なのかを見極めるところから始めましょう。
小陰唇縮小術
小陰唇縮小術は、肥大した小陰唇の余分な部分を切除して縫い合わせることにより、形を整えたり色素沈着を目立たなくさせたりする目的で行われます。
肥大度によって切除する範囲を調整できるほか、先端をV字になるようにメスを入れることにより、細部まで違和感のない仕上がりを目指せるでしょう。
クリトリスの大きさだけでなく、デリケートゾーン全体のお悩みを抱えている方にもおすすめです。
小陰唇のように柔らかな組織を切除・縫合する場合、一般的な組織に比べて高い技術が必要です。
ルクスクリニックでは女性特有のお悩みを多数解決してきた経験豊富な医師が執刀するため、美しく自然な仕上がりを目指せます。
クリトリス包茎術
クリトリスが包皮で覆われている場合、包皮を切除して縫合することにより、クリトリス自体の大きさを小さく見せることができます。
こちらも小陰唇縮小術同様に高い技術が必要となるため、ルクスクリニックのように女性器施術に特化したクリニックを選ぶことが大切です。
また、クリトリスが包皮に覆われた状態が続くと、内部に汚れが溜まって炎症を起こしたり、匂いが気になったりする場合があります。
クリトリス包茎術を受けることにより、これらのお悩みを改善し、日常的なトラブルを防ぐことにもつながります。
以下、症例です。

【Q&A】クリトリスの大きさに関するよくある質問
最後に、クリトリスの大きさについていただくことの多いご質問に回答します。
クリトリスの大きさと性交渉の回数は関係ある?
性交渉の回数が多いとクリトリスが大きくなる、といった噂もありますが、医学的にそのような根拠はありません。
生まれつきの疾病や体質・ホルモンバランスが主な要因とされているため、クリトリスが大きいからといって性交渉を控える必要はありません。
クリトリスの大きさは感度に影響を与える?
クリトリスの大きさと感度に医学的な相関関係は確認されていませんが、大きい方が触れやすいといった物理的な観点から、快感を得やすいと感じる方もいます。
感度には個人差があるため一概にはいえませんが、パートナーから触れてもらいやすい点も感度が良いと感じる理由と考えられます。
クリトリスが包皮を被っていると快感を得られにくいですか?
包皮によりクリトリスが完全に覆われている場合、外部からの刺激が伝わりにくく、感度が低下する場合があります。
また、包皮の中に汚れや皮脂が溜まることにより、不衛生な環境が続く点も問題となるでしょう。
匂いやかゆみなどのトラブルが起こる前に、婦人科や美容外科にて早めに治療をうけることをおすすめします。

まとめ
クリトリスの大きさには明確な「正常値」があるわけではなく、個人差が大きい部位といえます。
平均値と比べて大きく見えても、必ずしも異常が潜んでいるわけではありません。
しかし、ホルモン異常や見た目に関する強いコンプレックスがある場合は、適切な医療的アプローチで改善を目指すと良いでしょう。