エランセ

コラーゲンがどんどん増えてプルプルの潤い肌へ
エランセ(ELLANSÉ)は、ヒアルロン酸などと同じように、シワやくぼみなど気になる部位にピンポイントで注入して、ボリュームを出す目的で使うこともできますが、別名「コラーゲンブースター」とも呼ばれているように、「コラーゲン生成を促す作用」で使われることが多い、というのが大きな特徴です。 効果の持続性と安全性を兼ね備えた新しいタイプの注入剤で、ヒアルロン酸よりもキープ力する期間が長いため、頻繁に再注入を行う必要はありません。
また製剤は、基材のCMC(カルボキシメチルセルロース)70%と手術時に使用される溶ける糸の成分でもあるPCL(ポリカプロラクトン)30%から出来ていますので、最終的には、注入した部位のボリュームをある程度維持したまま、100%生体吸収されます。
治療概要
しわや窪みにゲル状の注入物を注射する事でボリュームアップを得る『フィラー治療』の一種で、よく知られるヒアルロン酸もこのフィラー治療の一種です。エランセの主成分は生分解性ポリマー、ポリカプロラクタン(PCL)です。ヒアルロン酸は注入直後が最も効果が高く、その後は吸収・減量するだけですが、エランセは主成分のPCLが吸収過程で線維芽細胞を刺激する事で、コラーゲン繊維が増え、効果が長く持続する事が特長です。
ヒアルロン酸と異なり、エランセを分解する薬剤はありませんので自然に吸収されるまで待つことになります。 エランセSは約1年、エランセMは約2年、エランセLは約3年程度の持続となります。
このような方にオススメ
- お肌にハリをだしたい
- しっかりした持続効果のある治療をしたい
- 目もとの小ジワを改善したい
- 首や手を若々しく見せたい
リスク・副作用について
注入部に少量の出血がみられる事があります。
内出血、浮腫みなどが出た場合は1週間〜2週間程度で落ち着きます。
※特に額や頬などの広い範囲は腫れなどが落ち着くまで凹凸が目立つ場合がございますが徐々に落ち着きます。
術後1〜3ヶ月の間は創部が硬くなりますが時間とともに改善します。
稀にアレルギー、感染、痺れ、倦怠感、頭痛、筋肉痛、蕁麻疹、痒み、むくみ、発熱、咳、冷や汗、胸痛、アナフィラキシーショック、呼吸困難などを生じることがあります。
注入物が血管内に注入されると皮膚の血流が悪くなり血行障害を起こすことがあります。
血流が非常に悪くなると、皮膚の萎縮や壊死を生じることがあります。 ※万が一、このような症状が生じた際はご連絡ください。
治療の流れ
治療前
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STEP01
カウンセリング
ドクターによる診断、カウンセリングを行います。
患者様のご希望をお伺いした上で、治療方針をお伝えし、具体的な治療方法やリスクなどをご説明いたします。ご不明なことや不安などがございましたら、ご納得いくまでご相談ください。
以下の方は、治療できない場合があります。
- 妊娠・授乳中のかた
※上記以外にも、医師の診察時の判断により治療できない場合があります。
治療当日
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STEP01
洗顔・麻酔
事前に洗顔してメイクを落としていただきます。麻酔は、ご希望に応じて行います。
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STEP02
治療
施術部位にエランセを注入していきます。
治療後
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STEP01
ご帰宅
注入後は、すぐにご帰宅いただけます。注射のため、針の小さい跡が残りますが自然と消えてなくなります。
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STEP02
治療後の過ごし方について
メイクは術直後から可能です。
シャワー、入浴は当日から可能ですが、体を温めすぎると浮腫が出やすくなりますのでご注意ください。
顔のマッサージや、飲酒、サウナなどは術後1週間から可能です。施術当日はお控えください。
よくある質問
- 副作用はありませんか?
- 手術で使用される医療用の溶ける糸を成分として作られた製剤のため、人体に無害でアレルギーの心配もありません。
- ダウンタイムはありますか?
- 注入による施術のため針の跡が残りますが、メイクでカバーできる程度です。稀に内出血は腫れが出ることがありますが数日で落ち着きます。
- ヒアルロン酸のように注入後に溶かして戻すことはできますか?
- 残念ながら、エランセを溶解する薬液はありません。自然に吸収されるのを待つことになります。注入治療が初めての方にはあまりおすすめしておりません。
- 痛みはありますか?
- 注入による施術のため、針を刺す時の痛みがあります。痛みに敏感な方には麻酔を使用いたしますのでご安心ください。